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2011年8月16日火曜日

韓国の食とマッコリの関係、日本のどぶろくは?マッコリは?         韓国コンドレマンドレツア 幕です。

見かけよりも味、味を作りだす肉や魚介類、醗酵させて作ったヤンニョム(양념たれ)、素材を干す、醗酵させる、煮込む、焼く、そして唐辛子の辛さ、料理とともに出てくる数々のおかず(반찬パンチャン)-様々なキムチ、野菜のおひたし、蒸したじゃがいも、海草、貝類の佃煮、玉ねぎ、などなど ~~~さあたんと食べなはれ!
これが韓国の食でした。
  ※韓国コンドレマンドレツアの概要はこちらから
    →韓国コンドレマンドレツア プロローグ
  ※下記の投稿をご覧になる場合は地名のタグをクリックしてください

例えば・・・・・・
-ソウル「ウファ食堂」のコタリチム(干した明太の唐辛子煮込み)
-釜山「ハルメチプ」のミョンテテガリチヂム(明太の頭を塩で熟成してん
  ぷら粉で焼いたもの)
-麗水「マルチプ」の豚皮とすっぱいキムチ(豚皮の脂身をきれいにとっ
  て焼きすっぱいキムチと)
-木浦「草原飲食店」の太刀魚煮付けと14種のおかず



コタリチムと   ミョンテテガリチヂムと  豚皮焼と   太刀魚煮とおかず  
  長寿マッコリ   生濁マッコリ     やかんマッコリ    スニィマッコリ         













どれもこれもマッコリが欲しくなるものばかりです。
今マッコリは復活したという報道もあります。
  ※こちらに記事を掲載しています
    →韓国でマッコリってどの位飲まれているの?
マッコリの復活は、これらの食文化ときってもきれない関係があるはずです。8日間の旅で、そのことを充分すぎるほど実感しました。

韓国とは異なる日本の食文化のなかで、マッコリはどんな居場所を見つけるのでしょうか、また見つからないのでしょうか?
マッコリと作りかたからその歴史まで良く似ている日本のどぶろくは、マッコリのように復活する日がくるのでしょうか?
★★★どう思われますか、ご意見をお待ちしております★★★

長い長い「韓国コンドレマンドレツア」にお付き合い頂きありがとうございました。

また楽しい酒場の風景、元気な飲み姿、めちゃくちゃ楽しい宴、などをご紹介していきます。
「こんなんあるよ!やるよ!」という情報がありましたらご一報ください。
げら子ごん太を派遣します、喜んで参上することでしょう。

2011年8月14日日曜日

みんなマッコリを飲んでいた!韓国コンドレマンドレツア エピローグ上

韓国コンドレマンドレツアから日本に戻り既に1ヶ月半余りになります。各地の酒場や、食堂(日本ではこの言葉にふさわしい店も少なくなりましたね)で人々が食べ楽しんでいる姿は、まだ脳裏に焼きついています。
※ツアの詳細はこちらから→韓国コンドレマンドレツア プロローグ

ソウルを皮切りに7都市で15の酒場食堂のうち1軒を除き(晋州冷麺屋)すべての店にマッコリがあり、昼でも夜でも若い人年配の人も店のご自慢メニューを頬張りながらマッコリを飲み笑ってしゃべって楽しい酒の場面で溢れていました。首都ソウル、第二の都市釜山、人口30万人前後の5つの中都市、韓国全国津々浦々でマッコリが飲まれているのです。
ソウルでは酒場の並ぶ大通り、大規模なビアホール、小さな食堂での、夏の夕刻に青や赤の椅子にまたがって青い空の下の喧騒、釜山亀浦市場で湯気のあがった出汁の香りが漂う鍋の奥で煮込み料理をつつきながらマッコリを酌み交わすおじさん達、いずれも忘れがたい風景です。
※ソウル空のみはこちらから→ソウルのエネルギー、空のみで乾杯!
※釜山亀浦市場はこちらから→釜山!働き、食べて、飲んで!

(再掲)ソウル マンソンチプでの空飲み風景
















(再掲)釜山 亀浦市場





















南海沿いに走る慶全線の中都市は、いずれも駅舎が新しくその地を観光地として整備しつつあるように見受けられました。日本ならチェーン居酒屋やファーストフード店が必ずやある規模の都市ですが目につきません。(人口規模で大阪府なら吹田市、茨木市、八尾市というところです)
酒場や食堂は地元の酒母(チュモ、店の女将のこと)が自慢の料理をだし地元の人々の憩いの場としての心地よさがあります。地元の酒場や食堂は、労働の後のほっこりとした場、休日の夕食を家族と過ごす場としてあり、そしてみんながその地方のマッコリを飲んでいました、地元の経済のなかで地元の人々の暮らしがめぐっているのでしょうか、なつかしい町の空気を感じました。
訪れた店ではカタコトの韓国語しかしゃべれない旅の客を、酒母と客が気にかけいろいろと面倒をみてくれました。

大都市でも地方でも、食べること飲むことを大いに楽しみ、それが暮らしの核となっている、そんな社会が健在なのです。
もひとつ、すべての店で喫煙でき、周りに気兼ねなく吸っています。もはや日本ではあまり見ることが出来なくなっためずらしい光景でした。

2011年8月4日木曜日

太刀魚の煮物につく14種のおかず、海をみながらほっこりとピンデトック  韓国コンドレマンドレツア⑨

木浦の2日目には、ホンオ(エイ)に次ぐ魅力のカルチチム(갈치찜太刀魚煮)です。
木浦近代歴史館訪問し「木浦の歴史、日帝の侵略史」の展示を拝観し、「草原飲食店」に向います。
  コンドレマンドレツアの概要はここをクリック
  → 韓国コンドレマンドレツア プロローグ
  ホンオ(エイ)のことはこちらをクリック
  → 木浦で食べねばならないエイ

■■■ 草原飲食店 초완음식점

















   
ごん太 アンニョハセヨ。まだランチには早いみたい、一番乗りや。

げら子 喉が渇いた!メッチュ(맥주ビール)ください。
     メニューの一番上にありますね、カルチチム(太刀魚煮)
     マッコリもください。

-しばらくすると、ビールとマッコリとおかずがでてきます。(真ん中の太刀魚を除いた周りの白いお皿のもの)

ごん太 え~、すごいね、これみんなおかず!1.2.3・・・・14皿あるで。



菜のおひたし 白菜キムチ キノコ 海草つくだに風 魚煮付
もやしおひたし 大根キムチ ★太刀魚煮★ 寒天 辛い味噌
わらび醤油煮 瓜漬物 玉ねぎキムチ 沢カニ とうがらし煮付
                         (スンフェマッコリ)






げら子 あこがれの太刀魚煮、どれどれ。出汁がしみこんで新鮮、
      大根もさつまいもの茎も美味しい、これは日本人の味覚
      に合うで。

ごん太 ほんま! さあ、マッコリいこか。

-ごん太が釜山「ハルメチプ」のご主人に教えてもらったとおり、ボトルのキャップ部分を持ってぶらんぶらんとさせてまぜます。さっき入ってきたOL風の三人グループの女性が、それを見て「プッ」と吹き出します。  
→「ハルメチプ」はこちらをクリック 釜山!働き、食べて、飲んで!

げら子 ハハッ、ごん太、笑われてるで。
      お隣さんの食べてはるのもおいしそうやね。

ごん太 うん、聞いてみよ。それなんですか?


ごはんの上においしそうな具が、ぐるんぐるんと思いっきりまぜる



















ごん太  ワタリガニの丼やて。

げら子 カニのがらとか、テーブルの上に集めておいとくんやね。
      韓国はほとんどがらいれとか取り皿とかないね。

ごん太 ふ~、お腹いっぱいや。食べきれへんで。

げら子 ほとんど一口づつ味見したけど、みんな味がある。
      それにしても残るよな。

-お隣の三人組みが食事を終えて出ていきました。彼女たちがお箸をつけたのは4品ほどです。ワタリガニはすっかりきれいに食べ、おかずはほとんど残っています。

OL風女性グループの食事の後

















げら子 わたしら、あれだけ残すのもったいないな、と思ってし
      まうな。しやけど、満腹、もうはいらへん~。

ごん太 ここは32,000ウォンでした。一人1,250円です。


■■■ ハニルポチャ(韓日砲車)

旅の最後の酒場です。木浦は魅力的な酒場が多く7つの候補をあげていました、そのひとつです。これまで辛くハードな食事が多くを占めていましたので、味のやさしいもので締めくくることにします。木浦の海岸が見えるビンデトック(빈대떡緑豆のおやき) の店です。

げら子 ピンデトックをお願いします。それと魚なんかたのもう。
      なんかわからんけどメニューの上から3番目のください。

ごん太 ウッジュを頼んでみよか。

げら子 マッコリの上澄みの澄んだやつやね。


ウッジュを冷蔵庫からやかんにそそぐ






 
やかん満杯のウッジュ














ピンデトック おかず うなぎ焼き(장어구이)
 










ごん太 辛いもんがないですね。

げら子 ほんま、ちょっとほっこりするね。ジャガイモがおいし!
      ウッジュはちょっと甘みが強いです。

-ほっこりと飲み食いしているうちに満席になりました。われわれを除いた5つのテーブも外のテーブルも埋まりました。20代のグループ、40代のおじさんたち、30代のカップル、幅広い年代の地元のお客さんで賑わっています。ピンデトックとやかんウッジュでわいわいと楽しそうです。”アガシ(아가씨お嬢さん)、じゃがいもおかわり!”という声が聞こえてきます。


やっと陽が落ちかけた頃ほぼ満席に、
これから外のテーブルがどんどん増えていくのでしょう


















げら子 美人姉妹がよう動いてはるわ。

ごん太 会計は26,000ウォン、一人1,000円ちょっとです。


翌日、KTX408木浦12:00発の列車でソウル龍山(15:12着)に移動、金浦空港から日本へ戻ります。


金曜日の木浦駅、列車を待つ客で混みあう












乗客を出迎えるKTX乗務員



2011年8月3日水曜日

木浦で食べねばならないエイ     韓国コンドレマンドレツア⑧

順天からムグンファ号で木浦へ、14:11着、駅構内は賑わっています。
木浦は1900年に日本領事館が置かれ、日本の植民地時代には多くの日本人が居住していた地です。タクシーに乗ると、右の民家を指さして「イルボン(일본日本)」左を指差して「イルボン」と、説明してくれます。

木浦駅に着く



















木浦港


















木浦では「ホンオ(홍어エイ)」の体験、最後の楽しみです。
    ↓コンドレマンドレツアの概要はここにあります。
   韓国コンドレマンドレツア プロローグ

※木浦を中心に海に浮かぶ島のひとつ荷衣島(하의도ハウイド)生まれの金大中大統領がホンオを好んで食べ、その後所属する民主党のシンボルになる。(鄭銀淑『韓国下町人情食堂』)
「ホンオのない宴会は宴会ではない」といわれるほど、エイは全羅道で好まれる郷土料理である。近年のマッコリブームのおかげでマッコリと理想的なコンビネーションとしてエイの売り上げが急上昇したというニュースもある。(鄭銀淑『韓国の人情食堂』)



















■■■ 徳仁酒店 덕인주점

ランチは木浦駅前のヨンチャン食堂で、カルビタンとコンナムルタン、木浦生マッコリです。もうこれまで飲んだマッコリとの味の違いがわからなくなってきています。
夜はいよいよホンオの体験です。

げら子 あるある!サンマッ(삼합三合)、ホンオと茹で豚と酸っぱ
     いキムチのセットあるよ。

ごん太 ふむ。高~!7万ウオン、しかしこれも体験せずして木浦
     まで来た意味がない。タノモ!

げら子 それとマッコリ、手づくり忍冬草マッコリやん。ホンオとマッ
     コリと一緒に飲む「洪濁三合」つうのをやろうよ。



茹で豚の上にキムチ、そのうえにホンオ、そしてにんにくをのせる



忍冬草マッコリ、赤いのがクコの実

     
























-われわれはこれを眺めてどうしようと悩んでいると、先客のグループの女性が来て、しゃしゃっと3つの素材をセットにして、「はい」とごん太の口へ差し出してくれます。

ごん太 はい、いただきます!もぐもぐハフハフ。ふ~!

げら子 アハハ、ごん太は食べさせてあげたい人みたいやね。
     ネ、どうどう!

ごん太 ふん、すーと鼻に抜けますワ、味はようわかれへん。

げら子 そう、こうするんやね。フー!すーとする!ほんまに
     食感はあるけど味ってわからんね。

ごん太 マッコリは一味ちがうね、うん、ホンオに合うよ。

-この後も四人のおじさんおばさんグループの方々にあれやこれやとお世話いただきす。お嬢さんが日本に留学されたので日本語が話せると携帯電話で話しました。「ホンオはどうですか、木浦を楽しんでください」と、歓迎してもらいました。


親切にしていただいたご家族のみなさま

















げら子 日本のくさやと双璧やときいてたけど、そんなにクセな
     かったよね。ずーと穏やかなようやで、食べやすくして
     るんかなぁ。

ごん太 そやな、どんどんやさしい味にしてるんかもしれんね。

ごん太 会計は76,000ウオン、これまでの最高額です!


ツアも終わりに近づきました、木浦であと一日、そしてソウルに戻ります。

2011年8月1日月曜日

貫禄の酒母!パリパリ豚皮と麗水マッコリ 韓国コンドレマンドレツア⑦

郵便局からマッコリを送る手続きを終え「夕刻までの時間をどこで過ごそうか」「海岸でハルモニが取れたての海の幸を焼いてて、それを肴にマッコリやね」と夢想していました。
しかし、麗水は2012年世界博覧会を控え、あちこちが工事で町が慌しく、旅行者ゆえ、土地勘もなく夢は潰えました。

麗水市周辺


















ではと、麗水の海が一望できるという「鎮南館」へ向います。
※鎮南館は麗水市の象徴だ。そこは朝鮮王朝の間400年以上韓国海軍の本部であり倭群に対する防御のための戦略的な地点であった。 この建物は李舜臣将軍によって1599年(宣祖32年)に創建された。韓国一大きい一階建て木造建物で68個の柱が残る(韓国麗水市HPから抜粋)

鎮南館 望海楼 その向うに海が見えます


















のんびりと鎮南館の床に腰を降ろし、海を眺めました。そろそろ「マルチプ」へ向います。

■■■ マルチプ 말집

タクシーで「マルチプへ行ってください」というと、「ネ~(はい)」と、即答がありちょっと拍子ぬけしました。どこにあるかの情報は「シャンボルホテルの近く」ということのみで行き着くまでの困難を予想していたのです。そしてほんの5分ほどで、到着しました。
※「暗い街並みの中でほのかな明かりを放つマルチプ。こんな雰囲気の店を素通りできる飲兵衛はいないだろう」(鄭銀淑『マっコルリの旅』)



マルチプ まだ明るいうちに到着



















おじさんおばさん達、海鮮を焼きながらやかんマッコリ


















げら子 練炭が積み上げてあるわ、既に先客ありですね。

ごん太 三人です。席はありますか。

-ドラム缶で作った鉄板のテーブルが並んでいます。酒母が一番奥の席に案内してくれます。
奥の部屋でTVを見ていたご主人に「イルボン・・・・・・・・!」と出てきて手伝うように指示されたようです。酒母はテキパキと豚皮をハサミで切って練炭の網にのせて焼いてくれます。

げら子 これこれ、いや~おいしそうやね。外はパリッと中は軟
      らかそう!

ごん太 つきだしがでてきました。キムチに玉ねぎととうがらし、

       テンジャン(된장味噌)、菜っ葉のキムチ、うまそう。



















-酒母が豚皮をくるんくるんと返しながら、できごろの豚皮をひょいとつまんでキムチとテンジャンを重ねて、ごん太の口へ「ほら!」と。

ごん太 あ、はい。パクッ、もぐもぐ、テレテレ。

げら子 ハハッ、そんなてれんでもええやん。あそうか、そんな
     ふうに食べるんやね。うん、パリパリしてて美味しい。

-今度はご主人が冷蔵庫にげら子を連れて行きます。「はい、あ~、このなかから選ぶんやね」赤貝、貝柱、など魚介類は並んでいます。

げら子 では、これ(赤貝)とこれ(貝柱)をください。

赤貝フェ(회刺身 )、にんにく、ジャン(장タレ)、ねぎがのっている

 
ごん太 「赤貝は新鮮なうちに早く食べなさい」て言うてはるみたい。
      はい、わかりました。うわ~、にんにくきいてるわ。

げら子 ひも焼いて。新鮮やから美味しい!

-日本語が話せる松山さんという釜山生まれの方が声をかけてくれます。「麗水マッコリが一番!」といろいろとお世話をしてくれエールの交換です。外は陽も落ちマルチプは地元の方でほぼ満席、豚皮を焼く煙のなかでマッコリがすすみます。



貫禄の酒母とやさしそうなご主人


























げら子 地元の人の憩いの場やね。酒母はほんまに働き者で客
      のあしらいといい貫禄あるね。

ごん太 ご主人はのんびりしてはるがまたおもしろい。

げら子 それがええバランスなんちゃう。


ごん太 そやな~、カムサミダ、マシソッソヨ!
      35,000ウォンです。一人約910円でした。

-マルチプを出たのが21時前、全羅線麗水駅から順天への列車は朝5:30発のあと約1時間に1本ありますが、夜は19:25の次が最終23:10発です。麗水駅でぼーとして過ごすことにします。

夜の闇に光る麗水駅

















明日はいよいよ最終の訪問地「木浦」です。

2011年7月28日木曜日

順天駅前食堂のコムタン、麗水酒造公社のマッコリ                韓国コンドレマンドレツア⑥

晋州(진주)を出発し順天(순전)に向う、丁度半分位の距離のところで慶尚南道から全羅南道に入ります。「味といえば全羅道」「韓国人の誰もが認める全羅道の味」という地です。

■■■ へウォル食堂해월식당

-順天駅着が12:03、とりあえず駅前でランチをしてからホテルへ向うことになり、よさそうな1軒に入ります。


ムグンファ号で順天駅に到着
















げら子 ここでも皆さんマッコリやってはります。

ごん太 うんうん、奥の調理場からええ香りしてきますね。
      「コムタン」곰탕 なら間違いないで、あとひとつは何かわ
      からんけど주어탕を頼みます。

チュオタン(どじょう汁)
コムタン
キムチ、エゴマのしょうゆ漬け、ほうれん草
おひたし、海草、巻貝
























げら子 おかずもどれもええ味してる。麗水マッコリもチュオタン
     もいけますよ。

ごん太 会計は22,000ウオンで一人約1,300円です。

-麗水(여수)へ足を延ばすことは決めています。明日午前中には順天を出発しないといけません。順天から麗水への列車は昼間は1時間に1本、夜は本数が減ります。順天はランチのみにして、この日は麗水でたっぷり過ごすことにします。

■■■ 麗水酒造公社 여수주조공사

-「麗水マッコリを買って日本に送ろう」、麗水酒造公社に飛び込みで訪問することにしました。


麗水酒造公社 















ごん太 こんにちわ。日本から韓国のマッコリを飲むために
        旅をしています。こちらでは米のマッコリを売ってお
      られるとお聞きしました。日本に持って帰りたいので
      売ってください。(韓国語で言ったのですが・・・)

-業務部長 金京鍋さんは?????通じないのです。
ごん太は手振り身振り、汗だくになって何とか伝えようと努力の結果、金さんは女性社員に指示をしてマッコリとトンドン酒を5本づつもってきてくれました。 

ごん太 ありがとうございます。いくらですか?
     (ここでもすったもんだで、ごん太は繰り返すが、金さん
       は○○▲▲■■!)

げら子 ハハハッ、ごん太、あげるからもって帰りなさい、
     重くて持っていけるか?って言うてはるみたいよ。

ごん太 あ、そうかいな、あ~しんど。
     では、お言葉に甘えて ほんまに감사합니다!


麗水生マッコリ、金部長、部下の女性社員
















-お土産など持たずに訪問しています。ご厚意にどう応えればよいのか。持参していた『どぶろくと女』をお渡しいたしました。(日本語ですが・・・)

-頂いたマッコリ10本を日本に送るため、タクシーで郵便局に向かいます。マッコリを送ることに2-3人の局員の方々が困った顔をされています。相談の結果、1本づつガムテープでキャップを補強しクッション材で巻いて梱包してくれました。その判断と手際の早いこと!感動しました。감사합니다!

げら子 よかったよかった。ごん太、お疲れ!では、夕食まで
        麓水を散策しますか。

次は、パリパリ豚皮がうまいとのマルチプを訪問します。


2011年7月26日火曜日

慶州の伝統家醸酒、食堂の手づくりマッコリそして晋州             韓国コンドレマンドレツア⑤

釜山から慶州へ、バンに乗車してガイドさんに案内してもらう。約1時間で「石窟庵」に到着、「石窟庵」の後「仏国寺」へ、おだやかで清清しい空気に包まれ新羅の彼方に佇みました。


「慶州校洞法酒」を訪れ、伝統の銘酒を試飲しました。
崔家の庭の向うに、(日本でいう)縁側には隠居されておられるハルモニがかけておられます。















 ごん太  由緒あるお酒ですよ。350年の伝統ある家醸酒だそう
      です。もち米と小麦の麹が原料で100日以上熟成して
        いるんやて。


応対してくれたお嬢さま





















げら子 へ~、うん、すんごい甘みとコクがある。熟成してる!

ごん太 1986年に重要無形文化財に指定されたお酒です。

-陶器製のボトル2本詰めからということもありお酒の購入は避け、自然の原料のみでつくられた伝統のお菓子(日本の干菓子のよう)を購入し、ランチへ。

ガイドさんご紹介の食堂へ。

げら子 4日目にして初めて日本で人気の韓国三大メニューです
     ね。ピピンパ(비빔밥)に冷麺(냉며)にチヂミ(지짐이)!

ごん太 マッコリ、ありますね。この店のてづくりですよ。

げら子 手づくりって感じ。酸味と甘みのバランスがええし 清涼感
      もあってうまいですね。どこに行ってもマッコリがあります
      ね。

慶州、食堂の手づくりマッコリ
     















さて、車は慶州から高速をとばして「 翰林亭駅」へ向かい、ここからムグンファ号で晋州に向います。

ソウルから順天行きムグンファ号














晋州の駅舎、新しい














-晋州は慶尚南道と全羅南道の境界に位置します。古くからピピンパで有名な場所、盛り付けがまるで「花」のようなので「花飯」という別称があるといいます。しかしそれを出す店は数軒しかないそうです、「天鳳食堂」はそのひとつ。もうひとつ、「晋州冷麺」があり、冷麺といえば平壌や咸興が有名、晋州冷麺も平壌に匹敵するほど有名だったとのことです、その伝統を最も保っているのが「晋州冷麺屋」です。(鄭銀淑『韓国の美味しい町』より)

-タクシーで「天鳳食堂」を目指します。

げら子 あっ、お休み!残念。

ごん太 では、「晋州冷麺屋」行ってください。

げら子 わぁ、有名店て感じやね。ハルモニのイラストが看板
      になってる。

ごん太 ふむ、またメニューが限られてますね。冷麺しかあり
      まへん、あ、饅頭というのがある、おつまみにこれ。
      お酒は、マッコリありますか。

げら子 え、マッコリがない!ビールと焼酎だけやって。


饅頭をつまみに、しゅうまいのようなもの















-饅頭をつまみにビールを飲んでいると、店主がやってくる

ごん太 「当店の冷麺が如何に美味しく有名か、どれにする
      か、早く頼みなさい」と、催促してはります。

-ゆっくり飲んで最後に冷麺を頼もうという心積もりの我々と冷麺を早く頼めという店主、ごん太との攻防が続き、結局根負けして冷麺を注文します。郷にいれば郷に従えでしょうか。

げら子 言うだけあって、冷麺はいいですね。ただマッコリの
      ない夜は初めて、少し寂しいです。

こうして晋州の夜は更け、明日はまた西へ向かいます。

2011年7月21日木曜日

熱~くはじけるおばさんおじさん達の宴韓国マンドレコンドレツア④  

さて釜山からすすまねば、と思いましたが、ちょっとソウルに戻らせていただきます。
ソウル「ヨルチヤチプ」で出会った元気あふれるおばさん達のことです。
※げら子とごん太のプロフィールは上方のタグをクリックしてご覧ください。

■■■ ヨルチヤチプ 열차집

前日に鄭さんに聞いた店のひとつ、鐘路駅から5分位歩いてメインストリートから路地に入ってすぐのところにあります。ヨルチヤチプの열차とは列車という意味です。

ヨルチヤチプの入り口


























ごん太  「6人ですが、席ありますか?」

-奥に小上がりの座敷、2つのテーブルの右側に案内されます。
大大盛り上がりのおじさんおばさん6人の喚声に迎えられてそそくさと席につきます。

げら子 えらい盛り上がり。この笑い声、私も負けそう・・・。

ごん太 ここはトック、チヂミなどがメインやそう。メニューにも
     それしかないですね。ひととおり全部たのもう!

ごん太 マッコリは長寿マッコリ、コンベ!


ピンデトック、玉ねぎしょうゆ漬け、牡蠣キムチ

















げら子 突き出しによく玉ねぎの醤油づけってでますよね、これ
     が結構お料理にあうのよねさっぱしてて。これなに?
     牡蠣のキムチ、どれどれうんうんいける、マッコリのあて
     によいよ。

ごん太 「あ、なるほど」ピントックにこの牡蠣キムチをつけて食
     べるそうや。そのままやと味があんまりないけど、こうす
     るとハ~モニ~!

げら子 となりのテーブルに"やかん"がやるやん。あれはなんや
     ろ、やかんマッコリが別にあるんちゃう。頼んでみよ。

-ごん太、手振り身振りでなんとか「やかんマッコリが欲しい」というのが通じたようです。店のおじさん 「ふんふん」と、やかんを持参、ボトルのマッコリをどぼどぼととあけて、「はい!」

げら子 ハッハッ!そういうこと。"やかん"はマッコリのシンボル
     なんやね!

ごん太 え、なんて!お隣さんの笑い声に消されて聞こえへん。
     おばさん達元気やな、隣には圧倒されますね。

ごん太 えらい盛り上がってまんな。(日本語なので通じないけ
     ど、なんとなくわかるようです)
     写真撮っていいですか。(とカメラをみせる。おじさん、
     おばさんとのツーショットを所望されVサイン!撮った
     写真をみせるとOK)

げら子 寒いな。アジョシ!クーラー下げて(身振り)

-冷房温度を下げると、隣グループのおじさんの「暑いゾ」の怒りです。

げら子 店のおじさん困ってはりますワ。皆、のんで喋って、笑
     って、エネルギー爆発やね。楽しい宴やなぁ。

-○×▲■□○○××!!!!!! 韓国語で思いっきり早口で喋られ全く???それでもあれやこれやと話かけられ、手振り身振りでエールの交換です。そのうち一人の美人おばさんが日本語ペラペラということが判明、久留米で韓国料理のお店をされておられるとのこと。里帰りでお友達との飲み会だそうです。名刺の交換をして、久留米での再会を約束しました。

ごん太 ここがソウルで最後やけど、みんなマッコリ当然のように
     飲んでたし、若者もおじさんもおばさん飲んでしゃべって
     笑って、気分爽快な飲み姿やったなぁ。

ごん太 お会計は55,000ウォン一人9,200ウォンでした。

2011年7月18日月曜日

釜山!働き、食べて、飲んで!    韓国コンドレマンドレツア③

ソウル9:30出発、釜山11:48着、KTXで移動です。
KORAILパスを日本で購入、ソウル駅でパスカードに交換します。そして韓国の列車は鈍行でもなんでも指定をとります。
駅で「KTX121 서울 9시 30분 발 부산까지 네장 주십시오」(KTX121号ソウル9時30分発釜山まで四枚ください)韓国語で1文字1文字言い終えると対応してくれた女性は、ニッコリ笑って「よくできましたね」と、言ってくれたようです。
無事にKTXに乗り込んで、韓国を縦断、釜山に到着しました。
※げら子とごん太のプロフィールは上部のタグをクリックしてご覧ください。 

KRパス7日間











釜山地図
























  


















■■■ 釜山金井山マッコリ(地図1)

 ホテルからタクシーで金井山方面へ。
金井山へ続く途中の峠に"釜山金井山城土産酒”があります。日曜日の今日も登山客が多く、食堂でマッコリを楽しむ客で賑わっています。「下山後のマッコリを楽しむために山に登るという人もいるくらいだ。」(鄭銀淑『韓国下町人情紀行』)とのことです。

げら子 山登りの後のマッコリか、そらたまらんわ!

ごん太 "金井山城マッコリ"は歴史ありまっせ。朴正煕大統領がマッ
      コリが好きで1979年”釜山金井山マッコリ”を民族酒第一号
      として認可したらしいですよ。それまでは個人がお酒を作る
      ことは禁止されてたみたい。
      金井山では500年前から手づくり麹が作られていてそれぞ
      れの家のオモニから嫁へ継がれてきた。1700年代には韓
      国最大の城壁築城のとき、作業する人たちが休憩時の酒
      として飲んだのがマッコリやった。と、日本語のパンフに書
      かれてるわ。

げら子 マッコリ復活の始まりやということや。原料が米と麹だけで
           8度あるよ、ソウルで飲んだマッコリとはちょっと違うで。
買って今晩飲もうよ。

金井山城土産酒販売所、マッコリが並んでいる







  
釜山から列車移動の中で賞味する。自然のうまみ!























さて、ここに向う前には釜山駅から「亀浦市場」へ直行、市場でひやかして、ランチでした。

■■■ 亀浦市場、「徳川古家」(地図2) 

亀浦市場入り口・階段の露店・お餅屋のプレゼンテーション       
















げら子 ごん太、入り口に「情なんたら」て看板あるやん、
      何て意味?

ごん太 「情이 있는  구포사장」これはですね、「情がある亀浦
      市場」という意味です。

げら子 な~るほど、「情」やねんな。
      ハルモニやオモニがちょっとした隙間を見つけて店にし
      て、あらゆるもん売ってはるね。大阪の鶴橋や桃谷の
      コリアンタウンの大型版やね、スケールが違う。
      でも、空気はとってもよう似てますね。

ごん太 そういえば、釜山は大阪の匂いがしますね。

大鍋でスープがぐつぐつ


  • 

















市場の店先でクッパやスープをすすりマッコリを飲む
















-市場の中の食堂は賑わいがあり、日曜日の昼間、あちこちでスープをすすりマッコリを飲む姿が見られます。げら子とごん太は、今日合流するメンバーを金海空港まで迎えのため涙をのんでここでのランチは断念、他のメンバーは市場入口近くの「徳川古家」でランチです。

げら子  活気にあふれた船着場の商売人が素早く食事ができ
       るように出したのが「クッパ(汁かけご飯)」국밥,「徳川
                古家」は「チャンクッパ」(市場のクッパ)の専門店だそ
      う。クッパもさることながら、「豚皮片」というメニューが
      食べたメンバーにとってはとても珍しかったようで、
      酒母(ジュモ)にレシピを書いてもらったそうだ、やる~。

徳川古家 酒母が書いてくれたレシピ






      
  
   














ごん太 豚皮からイメージするのはパリパリ感やけど、徳川古家
      のものは、淡白で柔らかかったようですな。それもその
      はず。日本語にしてみましょ。
      ~トンピレシピ~
       豚皮の油を除く処理をした後沸騰させてその湯を捨
       てる。細かく刻んで、6-7時間、塩、醤油、生姜、にん
       にくを入れて●した後、容器に注ぎ固めて切る(餅型)
       暑い夏には冷蔵庫で固める。(●判読できませんでし
       た)

■■■ハルメチプ(地図3)

辿りつくまで一苦労でした。市場と思える中をぐるりぐるり、何度も地元の方に尋ねて、タクシーが止まったと思ったらやさしそうなおじいちゃま(ハラボジ할아버지)のお迎えでした。

ミョンテテガリチヂムを焼くハルモニの手さばき
ペチユキムチ






































げら子 アンニョハセヨ~。なんとええ香りが漂ってくること。
     ごん太、早く注文しよう。

ごん太 そうせかしな。他のお客さんのものを見ながらどんなん
      か把握せな。

-隣のおばさんグループはご近所さん風情、キムチ、白キムチ、アミ海老、唐辛子、味噌などがテーブルに。注文するとついてくるものらしいとわかりました。

つきだし


 




















ミョンテテガリチヂミ
















げら子 茹で豚(スユク)、キムチ、ペクキムチ、どれも本もんの
     味やと思う。生濁マッコリも爽やかで合いますね。

ごん太 来ました、この香ばしい香り!食欲をそそりますね。
     
げら子 深~い味。手でいくよ!衣もなんとも味わい深いで
     すね、もっと食べたくなるクセになるね。
     サバも美味いねぇ。

-貧しかった時代、庶民の魚、明太を調理して残ったテガリ(頭=カブト)を塩味をつけて一日ほど熟成、これにてんぷら粉をつけて焼いたもの。(鄭銀淑『韓国の人情食堂』)

げら子 これで明太を三種味わったね。ソウルのマンソンホプ
     のノガリ、ウファ食堂のコタリ、でテガリチヂム。
     それぞれに違った味わい、韓国の貴重な食材で酒の
     肴にはなくてはならへん存在なんや。

ごん太 うんうん、それぞれうまい酒の肴や。

げら子 店前でチヂミを焼いてくれるハルモニ、な かで面倒を
     みてくれるハラボジ、子供用の絵を書いたプラスチック
     の食器、ナプキン用のトイレットペーパー、飾り気のなさ
     が暖っかさやね。ご近所さんが集まってくるんやろな。

ごん太 会計は35,000ウォン、一人700ウォン(約550円)

げら子 ハルモニ、ハラボジ、ごちそうさまでした。