2011年8月31日水曜日

ハニルお酒の話題を更新しました。

鶴橋天然温泉湯にマッコリ風呂が登場しました。
げら子さんが友達のミカリンさんと体験したもようをご覧ください。
マッコリ風呂っ?はいってみたない!

2011年8月19日金曜日

うおっ、うま!汗だく全力演技の後の一杯! 真夏の夜の宴

8月15日お盆のど真ん中、心斎橋の20席ほどの酒場で、お客さんを慰労しようと「イローモン」というイベントの宴がありました。
 ※お店の情報はこちらから→ええ味ええ音ええ気分 福耳

お盆休みのこの暑さでぐったりのげら子さんはごん太くんを誘って、「暑さをふっとばそう!」と繰り出しました。

ごん太  まいど、こんばんワ!えらい人や、立ってる人もいるや
      んかぁ。

げら子  わお、予約しといてよかったね。あ、ここ一番奥に席つ
       くっててくれてはるよ。暑い暑い!やっぱりまずはビー
       ルから。とりあえず乾杯!

-奥に1つのテーブル、通常はテーブルがもひとつあるのですがなんせ本日は、一人芝居に落語をこの場所でするので、そのスペースは舞台となっています。
同席の方々は、ソウルにお勤めで帰省中のかわいい乙女、仕事帰りのカップルさん、今日ふと思いついて来たという近くにお住まいの常連さん、という面々です。お酒は初対面の緊張をほぐしてくれます。しかもすぐ仲良しになるのが得意のげら子さん、既にワイワイと宴は始まりいよいよ舞台の始まりです。

ムタヒロヒコさんの一人芝居は、目の前のソウル在住のかわいい乙女を引っ張り込んでの迫真の芝居です。


ソウルの乙女とムタヒロヒコさん





















ごん太 えらいこっちゃ!汗がとんでくるで!

げら子 ハハハッ、ええやん味あるで。すんごい一生懸命が伝わ
     わってくるで。
     ソウルの乙女ちゃん演技派、はまってる~。

-柱鈴々(はしらべるりん)さんの落語は正真正銘の古典落語「皿屋敷」、桂枝雀師匠ばりの熱演です。前半は一人舞台、後半はDJ Rickyさんが加わってはめものをDJで、フルート奏者の田畑裕美さんのフルートが挿入されるというインディーズ落語です。照明を落として「いちまい~、にまい~、さんまい~、」と佳境に入ります。

 
「皿屋敷」1本足のしつらえ舞台   後半、コラボのクライマックス   
                                                         















ごん太  お菊さんのどろどろの場面もこわいけど、鈴々さんの
      この舞台も怖いで~、ひやひやしながらやってはった
      んちがうかな。

げら子   ハハッ、ほんまやな。その冷や汗が迫真の演技になっ
      たんちゃう!
      いや~、飲んで笑うて、楽しませてもろたわ。

げら子   しやけど、今日のほんまに幸せそうな飲み姿は、これ!
       汗だくで熱演の後の一杯のビール、うまそうやね~。

柱鈴々さんとDJRickyさんの演技の後の一杯
 
-演者のみなさまの熱演に暑い暑い夏の夜のお酒がとても美味しく、けだるさを吹っ飛ばしてくれました。

2011年8月16日火曜日

「ハニルお酒の話題」-更新しました

更新しました。ご参照ください。
 →韓国でマッコリってどの位飲まれているの?

韓国の食とマッコリの関係、日本のどぶろくは?マッコリは?         韓国コンドレマンドレツア 幕です。

見かけよりも味、味を作りだす肉や魚介類、醗酵させて作ったヤンニョム(양념たれ)、素材を干す、醗酵させる、煮込む、焼く、そして唐辛子の辛さ、料理とともに出てくる数々のおかず(반찬パンチャン)-様々なキムチ、野菜のおひたし、蒸したじゃがいも、海草、貝類の佃煮、玉ねぎ、などなど ~~~さあたんと食べなはれ!
これが韓国の食でした。
  ※韓国コンドレマンドレツアの概要はこちらから
    →韓国コンドレマンドレツア プロローグ
  ※下記の投稿をご覧になる場合は地名のタグをクリックしてください

例えば・・・・・・
-ソウル「ウファ食堂」のコタリチム(干した明太の唐辛子煮込み)
-釜山「ハルメチプ」のミョンテテガリチヂム(明太の頭を塩で熟成してん
  ぷら粉で焼いたもの)
-麗水「マルチプ」の豚皮とすっぱいキムチ(豚皮の脂身をきれいにとっ
  て焼きすっぱいキムチと)
-木浦「草原飲食店」の太刀魚煮付けと14種のおかず



コタリチムと   ミョンテテガリチヂムと  豚皮焼と   太刀魚煮とおかず  
  長寿マッコリ   生濁マッコリ     やかんマッコリ    スニィマッコリ         













どれもこれもマッコリが欲しくなるものばかりです。
今マッコリは復活したという報道もあります。
  ※こちらに記事を掲載しています
    →韓国でマッコリってどの位飲まれているの?
マッコリの復活は、これらの食文化ときってもきれない関係があるはずです。8日間の旅で、そのことを充分すぎるほど実感しました。

韓国とは異なる日本の食文化のなかで、マッコリはどんな居場所を見つけるのでしょうか、また見つからないのでしょうか?
マッコリと作りかたからその歴史まで良く似ている日本のどぶろくは、マッコリのように復活する日がくるのでしょうか?
★★★どう思われますか、ご意見をお待ちしております★★★

長い長い「韓国コンドレマンドレツア」にお付き合い頂きありがとうございました。

また楽しい酒場の風景、元気な飲み姿、めちゃくちゃ楽しい宴、などをご紹介していきます。
「こんなんあるよ!やるよ!」という情報がありましたらご一報ください。
げら子ごん太を派遣します、喜んで参上することでしょう。

2011年8月14日日曜日

みんなマッコリを飲んでいた!韓国コンドレマンドレツア エピローグ上

韓国コンドレマンドレツアから日本に戻り既に1ヶ月半余りになります。各地の酒場や、食堂(日本ではこの言葉にふさわしい店も少なくなりましたね)で人々が食べ楽しんでいる姿は、まだ脳裏に焼きついています。
※ツアの詳細はこちらから→韓国コンドレマンドレツア プロローグ

ソウルを皮切りに7都市で15の酒場食堂のうち1軒を除き(晋州冷麺屋)すべての店にマッコリがあり、昼でも夜でも若い人年配の人も店のご自慢メニューを頬張りながらマッコリを飲み笑ってしゃべって楽しい酒の場面で溢れていました。首都ソウル、第二の都市釜山、人口30万人前後の5つの中都市、韓国全国津々浦々でマッコリが飲まれているのです。
ソウルでは酒場の並ぶ大通り、大規模なビアホール、小さな食堂での、夏の夕刻に青や赤の椅子にまたがって青い空の下の喧騒、釜山亀浦市場で湯気のあがった出汁の香りが漂う鍋の奥で煮込み料理をつつきながらマッコリを酌み交わすおじさん達、いずれも忘れがたい風景です。
※ソウル空のみはこちらから→ソウルのエネルギー、空のみで乾杯!
※釜山亀浦市場はこちらから→釜山!働き、食べて、飲んで!

(再掲)ソウル マンソンチプでの空飲み風景
















(再掲)釜山 亀浦市場





















南海沿いに走る慶全線の中都市は、いずれも駅舎が新しくその地を観光地として整備しつつあるように見受けられました。日本ならチェーン居酒屋やファーストフード店が必ずやある規模の都市ですが目につきません。(人口規模で大阪府なら吹田市、茨木市、八尾市というところです)
酒場や食堂は地元の酒母(チュモ、店の女将のこと)が自慢の料理をだし地元の人々の憩いの場としての心地よさがあります。地元の酒場や食堂は、労働の後のほっこりとした場、休日の夕食を家族と過ごす場としてあり、そしてみんながその地方のマッコリを飲んでいました、地元の経済のなかで地元の人々の暮らしがめぐっているのでしょうか、なつかしい町の空気を感じました。
訪れた店ではカタコトの韓国語しかしゃべれない旅の客を、酒母と客が気にかけいろいろと面倒をみてくれました。

大都市でも地方でも、食べること飲むことを大いに楽しみ、それが暮らしの核となっている、そんな社会が健在なのです。
もひとつ、すべての店で喫煙でき、周りに気兼ねなく吸っています。もはや日本ではあまり見ることが出来なくなっためずらしい光景でした。

2011年8月8日月曜日

手づくり酒の宴ですよ~!           飲んでしゃべって踊って!

ソウルで作ったマッコリとどぶろくを飲もうと、手づくり酒をつくったメンバーを含めて10人の酒好きが、心斎橋「福耳」に集いました。
→ソウルどぶろくつくりの投稿はこちらから ソウルでどぶろくをつくったよ!

※心斎橋「福耳」は知る人ぞ知る、美味しい料理と美味しい酒が飲めセンス光る音楽が聴けるほっこりとするお店、ドアを開けると料理上手のハンサムマスターが迎えてくれます。
   →「福耳」の情報はこちらから ええ味ええ音ええ気分 福耳

■■■ 手づくり酒の宴の始まりです!

何と言ってもメインイベントはソウルで作った手づくり酒を味わうことです。それを肴にわいわいと楽しむのが主旨です。
茶色のペットボトルに詰められた3種類の酒を試します。
プラカップで15度の上澄みをそのまま、次に濁ったものを水で割って7度位で飲みます。


ペットボトル左から マッコリ どぶろく どぶマッコリ











「うわ~フルーティ!のみやすい」→ドラマで韓国体験している熟女
「この味知ってる、甘酒や」
「梨のよう」
「美味しいよ~」
「味が長続きしてる」→酒マニアのおじさん
「長寿マッコリみたい」→韓国出張でマッコリ飲み倒しているサラリーマン
「これ子どもの味、次は大人の味、だんだん大人の味になる」
                      →マッコリ好きキャリアウーマン
「ういろうの味がする」
「セメダインの味~」
「クリーミィ」
「まったりしとるよ」
「これだけ(マッコリ)ぜんぜん違う、辛口」
「酸味があってひっかかりがあって個性的」
                  →舌が訓練されたフードコーディネイター
「清酒みたい」
「室町時代の清酒(すみさけ)」→酒文化活動家
「にごり酒ににてる」
「ワインっぽい」
「するどい、舌にさす」
「酸が強いですね」→ワインビジネスに携わるキャリア女性

けんけんがくがく出ました出ました、あ~でもない、いや違う ▲×?■□○○◎▲とめどがありません。
ソウルで作った手作り酒は、飲んで味わい、いいとか悪いとか、楽しい宴を存分に演出してくれました。
→醸造過程、試飲結果の詳細はこちらから
   手づくりマッコリ in ソウル、飲みました!

この宴のために「福耳」マスターは韓国人気メニューを手づくりしてくださいました。


ポッサム(茹で豚肉、キムチ、サンチュ、エゴマの葉)
プラコップの中身は上から どぶマッコリ*どぶろく*マッコリ



















ナムル(もやし、人参) エゴマの葉しょうゆ漬け カムジャタン
福耳のチヂミ(写真撮影の前に完食されてしまいました)

















韓国コンドレマンドレツアを彷彿とさせるメニューの数々です。
どれもマッコリ、どぶろくととてもいい関係のお味で、宴はますます佳境に入ります。

2番目のイベントは「韓国ツア掛け合いトーク」です。
ツアに参加していない方々に、韓国コンドレマンドレツアをペアの掛け合いでドキュメントしようというものです。→韓国コンドレマンドレツアについてはこちらから韓国コンドレマンドレツアプロローグ

ペア1組目は、おなじみの「げら子」と「ごん太」ですが、ここでは割愛します。
  →「げら子」と「ごん太」の紹介をご参照ください。韓国コンドレマンドレツア①
    から⑨まで登場します

2組目の「H・Mコンビ」が、絶妙の掛け合いを披露、みなは笑いのツボにはまりました。


韓国ツアかけあいトーク



















なかなか文章で伝えるのは難しいのですが、トライしてみます。

Hさん   ソウル一日目のランチ。げら子とごん太はホテルのマッ
        コリ看板をみつけてそっち行くし。われわれは外にでて
        ビジネスマンであふれる大衆食堂前で、「ここでええや
        んな!」て、Mちゃんどかどか入っていって、「マッコリ
        飲むやんな」って、どう!(Hさんはあまり飲めない)

Mちゃん  そらそうやん。マッコリ飲みにきてんやから。

Hさん   待ってても誰も来てくれへんし、そのうちMちゃん、すた
      すたと冷蔵庫に向かい冷蔵庫を開けてマッコリをとって
      店のおばさんに「セン?」て聞くねんね。

Mちゃん 生マッコリ飲みたかってんやん!

Hさん    テーブルで飲んでたら、隣のビジネスマンが、ゆっくりと
      日本語で「マッコリ、す、き、で、す、か」って。
      Mちゃん「ネエ!」って、これ「はい!」ていう意味、うれ
       しそうに応えるんですわ。
 ・
 ・
 ・
2日間のソウル珍道中の掛け合いは続き、我々のお腹はよじれる~、お酒はすすむ~。
最後には、福耳マスターの三線に合わせて、Hさんの沖縄舞踊が披露されました。

手づくり酒を飲んで、それを肴に喋って、掛け合いトークと踊り、楽しい楽しい宴もそろそろ幕となります ■■■

2011年8月4日木曜日

投稿を移動しました

新たにブログ「ハニルお酒の話題」をつくりました。
サイドバーにリンクリストとして掲載しています。
「飲んで歌って踊って!楽しい宴」は、韓国の酒場めぐりを紹介することからスタートしました。今後日韓の元気な酒のシーンを紹介し情報交換の場としたいと考えています、徐々に地域をアジアに広げる予定です。
「ハニルお酒の話題」は、韓国と日本に軸をおいて、酒のトピックを紹介したり情報交換する場としてつくりました。

「飲んで歌って踊って!楽しい宴」の投稿で、「手づくり酒」に関する投稿は「ハニルお酒の話題」に
移動しました。
 →げら子の大疑問 なんで?日本ではマッコリをつくってはあかんの?
 →ソウルからマッコリが到着しました

両ブログは、サイドバーの最初にリンクリストとして掲載していますので、ワンクリックで飛ぶことができます。

★★★ コメントしにくい、というご意見をいただきました。
今後除々に改善していきますので、どうぞご意見、ご感想、議論をお待ちしております★★★

太刀魚の煮物につく14種のおかず、海をみながらほっこりとピンデトック  韓国コンドレマンドレツア⑨

木浦の2日目には、ホンオ(エイ)に次ぐ魅力のカルチチム(갈치찜太刀魚煮)です。
木浦近代歴史館訪問し「木浦の歴史、日帝の侵略史」の展示を拝観し、「草原飲食店」に向います。
  コンドレマンドレツアの概要はここをクリック
  → 韓国コンドレマンドレツア プロローグ
  ホンオ(エイ)のことはこちらをクリック
  → 木浦で食べねばならないエイ

■■■ 草原飲食店 초완음식점

















   
ごん太 アンニョハセヨ。まだランチには早いみたい、一番乗りや。

げら子 喉が渇いた!メッチュ(맥주ビール)ください。
     メニューの一番上にありますね、カルチチム(太刀魚煮)
     マッコリもください。

-しばらくすると、ビールとマッコリとおかずがでてきます。(真ん中の太刀魚を除いた周りの白いお皿のもの)

ごん太 え~、すごいね、これみんなおかず!1.2.3・・・・14皿あるで。



菜のおひたし 白菜キムチ キノコ 海草つくだに風 魚煮付
もやしおひたし 大根キムチ ★太刀魚煮★ 寒天 辛い味噌
わらび醤油煮 瓜漬物 玉ねぎキムチ 沢カニ とうがらし煮付
                         (スンフェマッコリ)






げら子 あこがれの太刀魚煮、どれどれ。出汁がしみこんで新鮮、
      大根もさつまいもの茎も美味しい、これは日本人の味覚
      に合うで。

ごん太 ほんま! さあ、マッコリいこか。

-ごん太が釜山「ハルメチプ」のご主人に教えてもらったとおり、ボトルのキャップ部分を持ってぶらんぶらんとさせてまぜます。さっき入ってきたOL風の三人グループの女性が、それを見て「プッ」と吹き出します。  
→「ハルメチプ」はこちらをクリック 釜山!働き、食べて、飲んで!

げら子 ハハッ、ごん太、笑われてるで。
      お隣さんの食べてはるのもおいしそうやね。

ごん太 うん、聞いてみよ。それなんですか?


ごはんの上においしそうな具が、ぐるんぐるんと思いっきりまぜる



















ごん太  ワタリガニの丼やて。

げら子 カニのがらとか、テーブルの上に集めておいとくんやね。
      韓国はほとんどがらいれとか取り皿とかないね。

ごん太 ふ~、お腹いっぱいや。食べきれへんで。

げら子 ほとんど一口づつ味見したけど、みんな味がある。
      それにしても残るよな。

-お隣の三人組みが食事を終えて出ていきました。彼女たちがお箸をつけたのは4品ほどです。ワタリガニはすっかりきれいに食べ、おかずはほとんど残っています。

OL風女性グループの食事の後

















げら子 わたしら、あれだけ残すのもったいないな、と思ってし
      まうな。しやけど、満腹、もうはいらへん~。

ごん太 ここは32,000ウォンでした。一人1,250円です。


■■■ ハニルポチャ(韓日砲車)

旅の最後の酒場です。木浦は魅力的な酒場が多く7つの候補をあげていました、そのひとつです。これまで辛くハードな食事が多くを占めていましたので、味のやさしいもので締めくくることにします。木浦の海岸が見えるビンデトック(빈대떡緑豆のおやき) の店です。

げら子 ピンデトックをお願いします。それと魚なんかたのもう。
      なんかわからんけどメニューの上から3番目のください。

ごん太 ウッジュを頼んでみよか。

げら子 マッコリの上澄みの澄んだやつやね。


ウッジュを冷蔵庫からやかんにそそぐ






 
やかん満杯のウッジュ














ピンデトック おかず うなぎ焼き(장어구이)
 










ごん太 辛いもんがないですね。

げら子 ほんま、ちょっとほっこりするね。ジャガイモがおいし!
      ウッジュはちょっと甘みが強いです。

-ほっこりと飲み食いしているうちに満席になりました。われわれを除いた5つのテーブも外のテーブルも埋まりました。20代のグループ、40代のおじさんたち、30代のカップル、幅広い年代の地元のお客さんで賑わっています。ピンデトックとやかんウッジュでわいわいと楽しそうです。”アガシ(아가씨お嬢さん)、じゃがいもおかわり!”という声が聞こえてきます。


やっと陽が落ちかけた頃ほぼ満席に、
これから外のテーブルがどんどん増えていくのでしょう


















げら子 美人姉妹がよう動いてはるわ。

ごん太 会計は26,000ウォン、一人1,000円ちょっとです。


翌日、KTX408木浦12:00発の列車でソウル龍山(15:12着)に移動、金浦空港から日本へ戻ります。


金曜日の木浦駅、列車を待つ客で混みあう












乗客を出迎えるKTX乗務員



2011年8月3日水曜日

木浦で食べねばならないエイ     韓国コンドレマンドレツア⑧

順天からムグンファ号で木浦へ、14:11着、駅構内は賑わっています。
木浦は1900年に日本領事館が置かれ、日本の植民地時代には多くの日本人が居住していた地です。タクシーに乗ると、右の民家を指さして「イルボン(일본日本)」左を指差して「イルボン」と、説明してくれます。

木浦駅に着く



















木浦港


















木浦では「ホンオ(홍어エイ)」の体験、最後の楽しみです。
    ↓コンドレマンドレツアの概要はここにあります。
   韓国コンドレマンドレツア プロローグ

※木浦を中心に海に浮かぶ島のひとつ荷衣島(하의도ハウイド)生まれの金大中大統領がホンオを好んで食べ、その後所属する民主党のシンボルになる。(鄭銀淑『韓国下町人情食堂』)
「ホンオのない宴会は宴会ではない」といわれるほど、エイは全羅道で好まれる郷土料理である。近年のマッコリブームのおかげでマッコリと理想的なコンビネーションとしてエイの売り上げが急上昇したというニュースもある。(鄭銀淑『韓国の人情食堂』)



















■■■ 徳仁酒店 덕인주점

ランチは木浦駅前のヨンチャン食堂で、カルビタンとコンナムルタン、木浦生マッコリです。もうこれまで飲んだマッコリとの味の違いがわからなくなってきています。
夜はいよいよホンオの体験です。

げら子 あるある!サンマッ(삼합三合)、ホンオと茹で豚と酸っぱ
     いキムチのセットあるよ。

ごん太 ふむ。高~!7万ウオン、しかしこれも体験せずして木浦
     まで来た意味がない。タノモ!

げら子 それとマッコリ、手づくり忍冬草マッコリやん。ホンオとマッ
     コリと一緒に飲む「洪濁三合」つうのをやろうよ。



茹で豚の上にキムチ、そのうえにホンオ、そしてにんにくをのせる



忍冬草マッコリ、赤いのがクコの実

     
























-われわれはこれを眺めてどうしようと悩んでいると、先客のグループの女性が来て、しゃしゃっと3つの素材をセットにして、「はい」とごん太の口へ差し出してくれます。

ごん太 はい、いただきます!もぐもぐハフハフ。ふ~!

げら子 アハハ、ごん太は食べさせてあげたい人みたいやね。
     ネ、どうどう!

ごん太 ふん、すーと鼻に抜けますワ、味はようわかれへん。

げら子 そう、こうするんやね。フー!すーとする!ほんまに
     食感はあるけど味ってわからんね。

ごん太 マッコリは一味ちがうね、うん、ホンオに合うよ。

-この後も四人のおじさんおばさんグループの方々にあれやこれやとお世話いただきす。お嬢さんが日本に留学されたので日本語が話せると携帯電話で話しました。「ホンオはどうですか、木浦を楽しんでください」と、歓迎してもらいました。


親切にしていただいたご家族のみなさま

















げら子 日本のくさやと双璧やときいてたけど、そんなにクセな
     かったよね。ずーと穏やかなようやで、食べやすくして
     るんかなぁ。

ごん太 そやな、どんどんやさしい味にしてるんかもしれんね。

ごん太 会計は76,000ウオン、これまでの最高額です!


ツアも終わりに近づきました、木浦であと一日、そしてソウルに戻ります。

2011年8月1日月曜日

貫禄の酒母!パリパリ豚皮と麗水マッコリ 韓国コンドレマンドレツア⑦

郵便局からマッコリを送る手続きを終え「夕刻までの時間をどこで過ごそうか」「海岸でハルモニが取れたての海の幸を焼いてて、それを肴にマッコリやね」と夢想していました。
しかし、麗水は2012年世界博覧会を控え、あちこちが工事で町が慌しく、旅行者ゆえ、土地勘もなく夢は潰えました。

麗水市周辺


















ではと、麗水の海が一望できるという「鎮南館」へ向います。
※鎮南館は麗水市の象徴だ。そこは朝鮮王朝の間400年以上韓国海軍の本部であり倭群に対する防御のための戦略的な地点であった。 この建物は李舜臣将軍によって1599年(宣祖32年)に創建された。韓国一大きい一階建て木造建物で68個の柱が残る(韓国麗水市HPから抜粋)

鎮南館 望海楼 その向うに海が見えます


















のんびりと鎮南館の床に腰を降ろし、海を眺めました。そろそろ「マルチプ」へ向います。

■■■ マルチプ 말집

タクシーで「マルチプへ行ってください」というと、「ネ~(はい)」と、即答がありちょっと拍子ぬけしました。どこにあるかの情報は「シャンボルホテルの近く」ということのみで行き着くまでの困難を予想していたのです。そしてほんの5分ほどで、到着しました。
※「暗い街並みの中でほのかな明かりを放つマルチプ。こんな雰囲気の店を素通りできる飲兵衛はいないだろう」(鄭銀淑『マっコルリの旅』)



マルチプ まだ明るいうちに到着



















おじさんおばさん達、海鮮を焼きながらやかんマッコリ


















げら子 練炭が積み上げてあるわ、既に先客ありですね。

ごん太 三人です。席はありますか。

-ドラム缶で作った鉄板のテーブルが並んでいます。酒母が一番奥の席に案内してくれます。
奥の部屋でTVを見ていたご主人に「イルボン・・・・・・・・!」と出てきて手伝うように指示されたようです。酒母はテキパキと豚皮をハサミで切って練炭の網にのせて焼いてくれます。

げら子 これこれ、いや~おいしそうやね。外はパリッと中は軟
      らかそう!

ごん太 つきだしがでてきました。キムチに玉ねぎととうがらし、

       テンジャン(된장味噌)、菜っ葉のキムチ、うまそう。



















-酒母が豚皮をくるんくるんと返しながら、できごろの豚皮をひょいとつまんでキムチとテンジャンを重ねて、ごん太の口へ「ほら!」と。

ごん太 あ、はい。パクッ、もぐもぐ、テレテレ。

げら子 ハハッ、そんなてれんでもええやん。あそうか、そんな
     ふうに食べるんやね。うん、パリパリしてて美味しい。

-今度はご主人が冷蔵庫にげら子を連れて行きます。「はい、あ~、このなかから選ぶんやね」赤貝、貝柱、など魚介類は並んでいます。

げら子 では、これ(赤貝)とこれ(貝柱)をください。

赤貝フェ(회刺身 )、にんにく、ジャン(장タレ)、ねぎがのっている

 
ごん太 「赤貝は新鮮なうちに早く食べなさい」て言うてはるみたい。
      はい、わかりました。うわ~、にんにくきいてるわ。

げら子 ひも焼いて。新鮮やから美味しい!

-日本語が話せる松山さんという釜山生まれの方が声をかけてくれます。「麗水マッコリが一番!」といろいろとお世話をしてくれエールの交換です。外は陽も落ちマルチプは地元の方でほぼ満席、豚皮を焼く煙のなかでマッコリがすすみます。



貫禄の酒母とやさしそうなご主人


























げら子 地元の人の憩いの場やね。酒母はほんまに働き者で客
      のあしらいといい貫禄あるね。

ごん太 ご主人はのんびりしてはるがまたおもしろい。

げら子 それがええバランスなんちゃう。


ごん太 そやな~、カムサミダ、マシソッソヨ!
      35,000ウォンです。一人約910円でした。

-マルチプを出たのが21時前、全羅線麗水駅から順天への列車は朝5:30発のあと約1時間に1本ありますが、夜は19:25の次が最終23:10発です。麗水駅でぼーとして過ごすことにします。

夜の闇に光る麗水駅

















明日はいよいよ最終の訪問地「木浦」です。